赤ちゃんとの外出時、離乳食の準備は悩みの種です。
特に電子レンジが使えない環境では、どのように食事を用意すればよいのでしょうか?
この記事では、電子レンジなしでもOKな離乳食の持ち運び方法や、
おすすめの食品を詳しく紹介します。
外出時の離乳食、電子レンジなしでも大丈夫?基本の考え方
外出先で離乳食を食べさせる際、
電子レンジが使えないと不安に思うかもしれません。
しかし、いくつかの工夫をすれば、
電子レンジがなくても温かい離乳食を準備することが可能です。
また、温めずにそのまま食べられる食材を活用することで、
手軽に食事の時間を楽しむことができます。
ここでは、具体的な温め方や持ち運び方法、
外食時のポイントなどを詳しく解説します。
1. 電子レンジがなくてもできる離乳食の温め方法
① 湯煎(お湯で温める)
湯煎は、レトルトパウチの離乳食を簡単に温められる方法です。ジップロックや耐熱の袋に離乳食を入れ、熱湯を注いで密閉し、数分待つだけで適温になります。
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手順
- 耐熱性の袋(ジップロックやシリコン製のフードパウチ)を準備。
- レトルトパウチの離乳食を袋に入れる。
- 熱湯(約80℃〜90℃)を注ぎ、袋の口をしっかり閉じる。
- 1〜2分ほど待って適温になったら取り出し、赤ちゃんに食べさせる。
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活用ポイント
- 百貨店やショッピングモールには給湯器が設置されていることが多いので、そこでお湯をもらう。
- 水筒(魔法瓶)に熱湯を入れて持ち歩けば、どこでも湯煎できる。
② フードポット(保温容器)を活用
フードポットを使えば、家で準備した温かい離乳食をそのまま保温し、外出先で温かいまま食べることができます。
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準備方法
- 事前にフードポットに熱湯を入れ、内部を温めておく(5分程度)。
- 温かい離乳食を入れ、すぐに蓋をする。
- 数時間後でも適温をキープできる。
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おすすめのメニュー
- おかゆ、やわらかく煮た野菜、スープ、シチューなど。
- 赤ちゃんの食べる量に合わせた小さめのフードポットが便利。
③ 自然解凍
冷凍した離乳食を朝の出発前に持ち出し、自然解凍させる方法もあります。特に夏場は短時間で解凍が進むため、保冷バッグに入れて温度管理をしながら持ち運びましょう。
- 向いている食材
- 冷凍おかゆ、冷凍野菜ピューレ、冷凍した豆腐や魚のすり身。
- フリーズドライのおかゆやスープをお湯で戻すのもおすすめ。
2. 外出時に電子レンジなしでも食べやすい離乳食
電子レンジがない状況でも、そのまま食べられる食材を活用すればスムーズに食事ができます。
① そのまま食べられる市販のベビーフード
市販のベビーフードは、電子レンジがなくてもそのまま食べられるものが多く、持ち運びにも便利です。
- おすすめの種類
- レトルトパウチタイプ(おかゆ、煮物、スープなど)
- 瓶詰めタイプ(フルーツピューレ、野菜ペーストなど)
- カップ入りベビーフード(レンジ不要のもの)
② 手軽に食べられる食材
- バナナ:持ち運びしやすく、皮を剥くだけでOK。
- パン:食べやすいサイズにちぎって持ち運べる。
- おにぎり:柔らかく握っておくと赤ちゃんも食べやすい。
- 蒸し野菜:人参、ブロッコリー、さつまいもなどをスティック状にしておくと便利。
3. 外出時の離乳食関連の持ち物
外で食事をスムーズに進めるために、以下のアイテムを準備しておくと安心です。
持ち物 | 用途 |
---|---|
離乳食 | 市販のレトルトや手作りおかゆなど |
スプーン | 使い捨てや携帯用スプーン |
エプロン | 使い捨てまたは洗えるもの |
おしり拭き・ティッシュ | 口や手を拭くのに便利 |
チェアベルト | 外出先で椅子がない場合に活躍 |
小さな容器 | 食べ残しの保存用 |
水筒(魔法瓶) | 湯煎用またはフリーズドライ離乳食の戻し用 |
4. 外出時の離乳食を食べる場所の選び方
外出時に離乳食を食べさせる場所をあらかじめ考えておくと、食事の時間がスムーズになります。
① 百貨店・ショッピングモールの赤ちゃん休憩室
- メリット
- 離乳食スペースがあることが多く、電子レンジや給湯器が設置されている。
- ベビーチェアがあるため、落ち着いて食べさせられる。
② ファミレス・フードコート
- メリット
- ベビーフードの持ち込みが可能な場合が多い(店員に確認)。
- 一部の店舗では電子レンジでの温めを頼める。
- 赤ちゃん連れが多いため、多少の騒音も気にならない。
③ 車内
- メリット
- 自由なタイミングで食事ができる。
- 周囲を気にせず、落ち着いて食べられる。
- 使い捨てスプーンやエプロンを準備すれば、後片付けも簡単。
④ 公園などの屋外
- メリット
- 天気の良い日はレジャーシートを敷いてピクニック気分で楽しめる。
- ベビーカーに座らせたまま食事をするのもOK。
項目 | 内容 |
---|---|
電子レンジなしの温め方法 | 湯煎、保温容器、自然解凍 |
温め不要の離乳食 | 市販のベビーフード、バナナ、パン、おにぎり、蒸し野菜 |
持ち物 | 離乳食、スプーン、エプロン、おしり拭き、チェアベルト、容器、水筒 |
食べる場所 | ショッピングモール、ファミレス、車内、公園 |
電子レンジなしでもOK!離乳食の持ち運び方法とは?
外出時に離乳食を持ち運ぶ際のポイントは、
常温での保存が可能かどうかです。
長時間の外出の場合は、傷みやすい食材を避け、
保存性の高い食品を選ぶことが重要になります。
以下のような食品は、比較的安全に持ち運びが可能です。
① 市販のレトルト離乳食(瓶詰め・パウチタイプ)
-
特徴:
- 開封しなければ長時間保存が可能。
- そのまま食べられるため、電子レンジなしでもOK。
- 旅行や長時間の外出にも最適。
-
選び方のポイント:
- 月齢に合ったものを選ぶ(固さや形状)。
- 加熱不要のタイプが便利。
- アレルギー対応のものもあるので成分をチェック。
② おにぎりやパン(赤ちゃんが食べやすいもの)
-
おにぎり:
- 柔らかめに握ると食べやすい。
- 具材はシンプルに(しらす、かつおぶし、ツナなど)。
- 海苔は噛み切りにくいので、赤ちゃんの成長に合わせて調整。
-
パン:
- 食パンはスティック状に切ると持ちやすい。
- ロールパンや蒸しパンもおすすめ。
- 水分を含ませる(牛乳や野菜スープ)と食べやすい。
③ 蒸し野菜(にんじん・さつまいもなど)
-
特徴:
- 加熱済みで持ち運びが簡単。
- 手づかみ食べしやすい。
- 甘みがあり、赤ちゃんが食べやすい。
-
おすすめの野菜:
- にんじん(スティック状)
- さつまいも(ひとくちサイズ)
- ブロッコリー(房を小さく)
-
ポイント:
- 塩や調味料は使わない。
- 水分が抜けると硬くなるのでラップで包むか、タッパーに入れる。
④ 果物(バナナ・りんごなど)
-
バナナ:
- 皮付きで持ち運べるので、手軽。
- 必要な分だけちぎって与えられる。
-
りんご:
- 皮をむいてスライスして持ち運ぶ。
- 変色が気になる場合はレモン汁を少し加えると防げる。
-
その他おすすめの果物:
- みかん(薄皮をむく)
- ぶどう(皮と種を取る)
- 梨(小さくカット)
⑤ ヨーグルト(短時間の外出向け)
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持ち運びのポイント:
- 短時間の外出(2時間以内)ならOK。
- 冷やしてから持ち運ぶと傷みにくい。
- 小分けタイプが便利。
-
代替案:
- フリーズドライのヨーグルトを活用すると常温保存が可能。
保冷・保温アイテムを活用する離乳食の運び方
電子レンジが使えなくても、保温・保冷グッズを活用することで、
より幅広い離乳食を持ち運ぶことができます。
① スープジャー(魔法瓶)を使う
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おすすめのメニュー:
- おかゆ(少し水分多め)
- スープ(野菜スープ・かぼちゃスープ)
- 豆腐や野菜の煮物(小さくカットして入れる)
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使い方のコツ:
- 熱湯を入れて5分間温める(保温力アップ)。
- 温めた離乳食を詰める。
- 密閉しておけば3〜4時間は適温をキープ。
② 保冷バッグ+保冷剤を使う
-
保冷が必要な食品:
- ヨーグルト・果物(冷やして持ち運ぶと鮮度が保てる)。
- チーズや豆腐(短時間の外出なら持ち運び可)。
- 傷みやすいおにぎり(夏場は特に注意)。
-
持ち運びのポイント:
- 保冷剤は直接食材に触れないようにタオルで包む。
- 使い捨てカイロを逆に保温目的で活用することも可能。
③ 使い捨てのカトラリー・容器を活用
- 便利なアイテム:
- 使い捨てスプーン・フォーク(衛生的)
- 紙パックのおかゆ(飲むタイプもある)
- 密閉できるタッパー(液漏れ防止)
外出先での離乳食の食べさせ方は?
外出先では、衛生面や食べやすさを考慮する必要があります。
項目 | 内容 |
---|---|
常温保存可能な離乳食 | レトルト、パン、おにぎり、蒸し野菜、果物 |
保温・保冷アイテム | スープジャー、保冷バッグ、保冷剤 |
食べるときの工夫 | スプーン付きレトルト、除菌シート、食事スペースの確保 |
① シリコンスプーンやスプーン付きレトルトを活用
- 赤ちゃんが食べやすいスプーンを持参。
- レトルトのスプーン付きタイプなら、余計な荷物が増えない。
② 手口ふき・除菌シートで清潔を保つ
- 食事前後に手口を拭くためのウェットティッシュを準備。
- 机や椅子を拭くための除菌シートもあると便利。
③ 食事スペースを確保して落ち着いて食べさせる
- ショッピングモールの赤ちゃん休憩室を活用。
- ファミレスやフードコートでは席を確保して食事。
- 車の中で落ち着いて食べさせるのもおすすめ。
電子レンジなしでも食べられる!おすすめの離乳食リスト
市販のレトルト離乳食はどれが便利?
市販のレトルト離乳食は外出時の強い味方です。
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キユーピー ベビーフード(瓶詰め・パウチ)
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和光堂 グーグーキッチン
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ビーンスタークのレトルト離乳食
手作りで準備できる簡単な離乳食は?
手作り派には、以下のレシピがおすすめです。
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おにぎり(鮭・しらす・納豆入り)
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蒸しパン(野菜入り)
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スティック状の野菜や果物(にんじん、さつまいも、バナナ)
先輩ママ・パパの体験談!外出時の離乳食の工夫とは?
体験談1:長時間の外出でおかゆを持ち運ぶ工夫
「温かいおかゆを持っていきたかったので、スープジャーに入れて持ち運びました。4時間後でも温かく、赤ちゃんも嫌がらずに食べてくれました!」
体験談2:電子レンジなしでも簡単に食べられるレシピ
「朝に蒸したさつまいもをスティック状に切って持参。外出先でそのまま食べられるので、手軽で助かりました!」
外出先での離乳食におすすめのグッズ・アイテム
便利な保冷バッグ・容器
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サーモスのスープジャー
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保冷バッグ(ロゴス・サーモス製品)
食べさせやすいスプーン・シリコンエプロン
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コンビのスプーンセット
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使い捨てのエプロン(コンビ・ピジョン)
衛生管理に役立つアイテム(除菌シート・手口ふき)
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ピジョン 手口ふき
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ムーニー 除菌シート
よくある質問(FAQ)
どれくらいの時間なら常温保存できる?
食材によりますが、2〜3時間以内を目安にしましょう。特に夏場は要注意です。
冬場・夏場で気をつけるポイントは?
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冬場:食材が冷たくなりすぎないようにスープジャーなどを活用
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夏場:傷みやすい食品を避け、保冷バッグを活用
外出時に赤ちゃんが離乳食を食べたがらない時はどうする?
外の環境に興奮して食べないこともあります。その場合は、
-
静かな場所に移動する
-
お気に入りの食材を持っていく
-
食事の時間をずらしてみる